こんにちは、携帯販売員のにはまそと申します。
今回は「通話代を下げたいなら、G-callアプリを活用せよ」をお送りします。
G-Callというのは、誰でも、どの携帯会社を使っていても、通話料金を半分以下に抑えられる通話サービスです。
私も愛用していまして、携帯会社の5分かけ放題(880円)とか割高なオプション料金を支払わなくてすむので非常に便利。
デメリットもありますが、総じて良いサービスなので、全部ひっくるめてこの記事でG-Callを徹底解説します!
今回の記事は以下の人に見てほしい内容となっています。
・学校への連絡やレストランの予約等で時々電話はかける
・5分かけ放題をつけても5分を超えてしまって安くならない
・そもそも5分かけ放題の料金が高い
・通話料金を抑えたい!!
(※G-Callの紹介制度を利用しています。
このリンクから申し込むと通話250円分のポイントがもらえますが、こういう制度が苦手な方はご注意を。)
通話の仕組みから紹介していますが、「通話の仕組みなんて別にいいからG-Callについて知りたい!」という場合は、G-Callの特徴に飛んでくださいね。
通話の仕組み
「G-Callとは何か?」を説明するためには、まず通話の仕組みをお話ししなければなりません。
利用者が多いと思われる、次の3つを比較しながら見ていきましょう。
- 大手キャリアの通常の電話(VoLTE)
- LINE電話
- 格安SIMの中継電話
VoLTE
VoLTE(ヴォルテ)とは、docomo,au,Softbankの3社ともが採用している仕組みで、いわゆる普通の電話。現在のスタンダードとなっている通常発信の仕組みです。
今の携帯電話・スマホの通話は、データ通信の回線(LTE回線)を使って行われています。
インターネットをするときと同じ回線を使い、音声をデータとして扱うことで、以前よりもクリアな音質で電話ができるようになりました。
VoLTEというのは、Voice over LTE、つまりLTE回線に声を乗せる仕組みというわけですね。
VoLTEの料金
VoLTEを利用して発信する際にかかる料金は、22円/30秒(税込)。発信者にのみ料金が請求されます。
30秒ごとの請求ですが、1秒でもオーバーすると追加で請求が発生します。29秒や30秒では22円ですが、31秒になると44円。59秒でも料金は44円です。
例えば50秒の電話を図にすると下のような感じ。
同様に、5分の電話なら220円、10分なら440円となります。
以上がVoLTEの仕組みと料金です。
VoLTEについて重要なのは、以下の3点。
・LTE回線を用いた通話方式
・料金がかかるのは発信者のみ
・22円/30秒
LINE電話
続いては無料通話の代名詞としておなじみ、LINE電話です。
通話料金がかからない代わりに、データ通信容量、いわゆるギガを消費して通話を行うのが特徴で、その正体はIP電話です。
インターネットを介した電話という点ではVoLTEと同じですが、通信を受け取る装置が違うため、仕組みとしては別のものになります(詳しいことが知りたい方はこちらをご覧ください)。
一部を抜粋すると、
大雑把にまとめれば、「料金は高いけど確実にかけられる、話せる」が普通の電話、「つながらないこともあるけど仲間内なら無料で話せる」がIP電話。
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1606/28/news010.html
LINE電話の料金
LINE電話でかかる通話料金は0円です。
しかし、発信者・受信者ともにデータ通信を使用します。
LINEモバイルのホームページに掲載されていた、
LINE電話/LINEビデオ通話のデータ通信料の目安がこちら↓
※1MB≒0.001GB ⇔ 1GB≒1000MB
携帯会社と契約しているプランによっては通信容量が足りず、通信速度が遅くなったり、料金が上がってしまったりするので要注意です!
LINE電話の特徴をまとめると、以下の通り。
・音声をデータとしてやり取りするIP電話
・発信者も受信者も通信料がかかる
・通信容量(ギガ数)が足りているうちは無料
格安SIMの中継電話
さて、最後は中継電話です。
格安SIMを使ってない場合にはなじみが薄いかもしれませんね。
IIJmioの「みおふぉんダイアル」やこのブログで紹介しているイオンモバイルの「イオンでんわ」など、一部の格安SIMには専用アプリから電話をすると通話料金11円/30秒というサービスがあります。
IP電話でもなく、品質は普通の電話と同じ。
にもかかわらず、料金はVoLTE通話の半額。
不思議ですよね。
なぜそんな料金体系が可能なのか?
調べてみたところ、大手キャリアに対し、回線使用料を大口で契約しているから、というのが理由のようです。
ディスカウントストアのごとく、格安会社が大手に回線使用契約をたくさん結んだ結果、1回線当たりの利用料を割引できる仕組み。
電話をかける際は、中継電話装置という特殊な機械を通して電話をつなぎます。このおかげで、格安SIMが自分で通話料金を定められるようになっているんですね。
格安会社が大手と回線使用契約を結んだり、プレフィックス番号(電話番号の前につける番号)を使って安くすることから「第三者課金サービス」「プレフィックスサービス」とも呼ばれます。
格安SIMの中継電話の料金
中継電話装置の存在により、各会社で自由に決められるはずなのですが、多くの会社では11円/30秒(税込)に設定されているようです。
中継電話の例としては、先ほど挙げたIIJmioの「みおふぉんダイアル」やイオンモバイル「イオンでんわ」のほか、BIGLOBEモバイルの「BIGLOBEでんわ(9.9円/30秒)」などが該当します。
中継電話の特徴は以下の通り。
・専用アプリやプレフィックス番号を用いた通話
・料金がかかるのは発信者のみ
・通話料金は様々だが、おおむね11円/30秒
G-Callの特徴
お待たせしました。
ここまでは、3種類の通話の仕組みを紹介しました。
ではG-Callは?というと、仕組みは3番目の中継電話そのもの。格安SIMと同じシステムを採用しています。
そんなG-Callの特徴は以下のとおり。
一つひとつ詳しく見ていきましょう。
通話料金8円/30秒。音質はそのまま
最もわかりやすいメリットですね。これをプッシュしたいがために今回の記事を作成しました。
携帯会社問わず利用可能!
多くの格安SIMとの唯一の違いにして最大のメリットは「キャリア問わず利用可能である」こと。
docomo/au/Softbank/UQ/Yモバイル etc…どこでも構いません。
どこであろうと安くする。それこそがG-Callなのです。
無駄な初期費用は無し。通話した分だけのお支払い
聞いたことないサービスだし、最初に事務手数料とか取られるんじゃないの?と思うかもしれません。
しかし、決してそんなことはありません。
アカウントを作り電話番号を登録するだけ。そしてその料金0円。月額サービスではないのです。
家族の電話番号は請求をまとめることも可能
まずは下の画像をご覧ください。
↑の写真は、G-Callの電話番号登録フォームです。「携帯」の欄に番号を入力すれば何回線でも登録可能!
G-Callを利用する複数回線を、まとめて支払い設定できるというのは地味ながら嬉しい点ですね。
携帯料金とは請求が別になる
メリットの方では、「G-Callの請求は一つにまとめられる」という点を紹介しましたが、月々の携帯料金とは別請求になります。
当たり前といえば当たり前なのですが、見落としがちな点なので要注意です。
折り返しには不向き
利用上の注意点です。
かかってきた電話に出られなかったとき、折り返しの電話を、通知バーの不在着信通知からかけることってありませんか?
ここで注意!
通知バーからかけるとG-Call発信にはならず、通話料金が安くなりません。
さらに、G-Callアプリ内には着信履歴が残らないので、アプリから直接折り返すことができません。
折り返しで電話をかける際は、かかってきた番号を手打ちするか、アドレス帳から探し出す必要があります。使いづらさを感じるかもしれませんので気を付けてください。
長時間かける人は素直に電話かけ放題を
いくら安くなるといっても、電話をする時間が長い人はその限りではありません。
かつて通話料金で3万円近くかかっている人を見たことがありますが、それほどに電話をするなら、携帯会社のかけ放題を利用してください。
通話量が多い場合はかけ放題じゃないと数千円に抑えることができません。
逆に言えば、それ以外の方であればオススメできる、汎用性の高いサービスなんですけどね。
通話料金試算
例として、1か月の通話時間合計が20分として試算してみます。
通常発信 | docomo 5分かけ放題 (5分×4回) | UQ 10分かけ放題 (10分×2回) | povo・LINEMO 5分かけ放題 (5分×4回) | G-Call発信 |
880円 | 770円 | 770円 | 550円 | 320円 |
通常発信との比較はもちろん、5分や10分かけ放題と比較しても450円の差。半額以下です。
povoやLINEMOなどオンラインプランのかけ放題も低価格なのですが、それでも200円以上の差があります。
しかも、あくまでこれは5分や10分以内で収まったときの料金なので、超えてしまったら更に追加料金(22円/30秒)がかかってしまいますよね。
そういう意味では5分かけ放題はコスパが悪いうえ、時間を気にしなければならずストレスになりかねません。
その点、G-Callであれば1回の通話が長かろうが短かろうが半額以下なので、通話時間も気にしなくて大丈夫。
とはいえ、長時間の電話にはやはり不向き。
通話が普段少ない人ほど、より恩恵を受けられるサービスと言えるでしょう。
G-Callの通話品質はふつうの電話と遜色なし
ここまで各種通話の仕組みや料金についてお話してきましたが、通話品質はどうなのでしょうか。
ここでは主観的な話になりますが、私が実際に利用した雑感を述べたいと思います。比較するのは次の5種類です。
- 通常発信
- LINE電話
- OCNでんわ・BIGLOBEでんわ(中継電話)
- 楽天Link
- G-Call
まず、品質を端的に比較するなら以下の通り(2021年4月現在)。
(2024年11月追記)OCNでんわ・BIGLOBEでんわは未確認ですがそれ以外の順番は変わりませんでした。
品質の低い方(楽天Link)から順番に解説します。
楽天Linkはまだまだ改善の余地あり
楽天Linkはもう一歩という感じでした。
相手がしゃべるたびに砂嵐のようなザーッという音が入り、音声もこもって聞こえます。
テストに協力してくれた相手がハキハキ喋る人だったので聞き取れましたが、そうじゃない場合や高齢の方が使うには厳しいかなと感じました。
中間的なOCNでんわ・BIGLOBEでんわ
続いてOCNでんわ・BIGLOBEでんわ。この二つは仕組みも同じで、聞こえ方もほぼ同じだったので一括りにしています。
楽天Linkと比べると砂嵐は小さかったですが、やはり多少聞こえていました。
また、相手の声がこもって聞こえる点は楽天Linkと同じでした。
通常発信とG-Callは品質が同じ
そして通常発信とG-Call。この二つは仕組みが別ですが、同じ聞こえ方でした。
上記のOCNでんわ・BIGLOBEでんわと比べると、砂嵐が全く聞こえません。
声のこもりも改善され、頑張らなくても聞き取りやすいレベルと感じました。
LINE電話は最高の音質
最後に1位のLINE電話。
非常にクリアな音質かつ遅延もなく、メチャクチャ使いやすかったです。
IP電話は音質が悪いという思い込みが消えました。
しかし、仕事などでLINE電話が使えないのであれば、G-Callが非常に有用だと感じました。
まとめ
ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
G-Callの特徴をまとめると
使い勝手は決してよくはないものの、個人的にはそれを上回るメリットがあったと感じ、今でも愛用しています。
通信費が下がっている今、通話料で損をしていたら意味がありません。どんな人でも半額以下に抑えるG-Call、あなたも是非一度使ってみてはいかがでしょうか?
G-Call申し込みはこちら
(※G-Callの紹介制度を利用しています。
このリンクから申し込むと通話250円分のポイントがもらえますが、こういう制度が苦手な方はご注意を。)
コメント
コメント一覧 (2件)
客観的な視点での解説で分かりやすかった、非常に喜ばしいです。自分はセカンドホンとしてPovoにGcollを使って月110円の維持費使う予定です。Povoのシムは他社乗り換えバックリベート用として無料で契約しました。
コメントありがとうございます。返信が遅くなってしまいごめんなさい。分かりやすかったと言っていただけてとても嬉しいです!
povoのサブ用・乗り換え用としての有用性には私もお世話になっています。
G-callも併用してとにかく抑えた運用にされてるとのことで、こういう振り切った運用法はとても面白いなと思います!