海外に長期滞在するとき、日本で使っているSIMをどうするかは悩みどころです。放置しておきたくなりますが、使わない回線で毎月高額の請求が来てしまうのも避けたいところ。
この記事では、海外でもそのまま使える、または維持するための退避先にできる格安SIMを2つ紹介します。
海外に行く前に、この3つのどれかに変えておけば安心できるのでぜひ読んでいってください。
この記事の結論
・海外でも今の電話番号をそのまま使いたいなら楽天がオススメ!
→追加料金なしで毎月2GB使える
・維持するだけならHISモバイルがオススメ!
→毎月280円で維持できる
\乗り換えで14,000ポイントもらえる!/
\毎月280円で維持できる!帰国時は3GB770円!/
25歳以下、60歳以上は契約手数料無料
利用中の日本の回線をどうするか問題
・国際ローミングはできても日単位で料金がかかることが多く、手軽だが割高
・高額なまま放置は絶対NG
・しかし解約は手続きが必要なうえ、一時帰国の際に再契約が必要
海外に行く場合、今使っているスマホの回線はどうするのが良いのでしょうか。
そのまま海外でも使おうとすれば海外ローミングが必要になります。しかしほとんどの格安SIMではデータ通信の国際ローミングはできず、できるブランドでも24時間あたり490円~とかなり高額。
となると現地のSIMを使うことになるので、今の回線をどうするか考えなければいけません。使用しないならば無駄に高額なまま放置はできません。
では解約するのか?
解約しようとすれば手続きが必要になるうえ、日本に帰ってくるたびに再契約しなければなりません。さらに言えば出発前の解約タイミングはいつになるのでしょうか。飛行機に乗る直前までは使いたくないでしょうか。

海外に行く場合の、日本SIM問題を解決する方法は、次の3つです。
①国際ローミングが低価格or無料で使えるブランドを使う
②解約せず、日本に帰ってきたときにいつでも使える形で維持する
③大手キャリアであれば休止・保管サービスを使う
日本の携帯番号を維持する方法


大手キャリアの一時休止・保管はおすすめしない
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)では電話番号の一時休止が可能ですが、この手はおすすめしません。デメリットが多すぎるためです。
各キャリアの休止・保管に関する情報を表にまとめました。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
手数料 | 3,850円 | 3,850円 | 0円 |
月額 | 440円 | 409円 | 429円 |
保管期間 | 6年 | 5年 | 5年 |
一時帰国まで考えると、休止するたびに手数料がかかるドコモやauは特に選ぶ意味がありません。
低価格な国際ローミングでそのまま使うか、超格安SIMに移して維持するか



休止を除くと、海外に行く場合の問題点を解決する方法は、次の2つです。
①国際ローミングが低価格or無料で使えるブランドを使う
②解約せず、日本に帰ってきたときにいつでも使える形で維持する
①国際ローミングが低価格or無料で使えるブランドを使う
海外でも使えるブランドなら、新しく現地SIMを契約する手間がありません。一時帰国した際もそのまま使えるので一番楽な手段です。ただし、海外で使えるデータ数が少なくなってしまう恐れがあります。
②解約せず、日本に帰ってきたときにいつでも使える形で維持する
「解約」ではなく、月額が安いところに移して契約し続ける方法です。現地のSIMが必要にはなりますが、休止と比べて日本に帰ってきたときにすぐ使えるのがメリット。月額が安いところにおいておけば、お金の負担も休止より軽くなります。
海外赴任におすすめの格安SIM2選と非推奨2選
【おすすめ】海外でも2GBまで使える楽天モバイル
- 追加料金なし、月額1,078円で海外でも2GBまで使える
- 契約手数料無料
- 2GB超えると128kbpsに速度が低下する
海外ローミングで使う場合のおすすめは楽天モバイルです。
なぜなら、毎月2GBまで無料で使えるから。
他の格安SIMであれば、海外ローミングできないか、できたとして毎日1,000円近くかかります。しかも普段払っている月額利用料とは別にかかります。
それが追加料金なしで使える楽天モバイルは、海外赴任者に優しい格安SIMと言えます。
もちろん2GBを超えて利用する人には物足りないと思いますが、足りる人にはあらゆるめんどくささを排除できる最高の選択肢です。
日本でも海外でも使える回線。
新しい契約も、既存の回線の解約も、休止の手続きも何もいらない。
日本で使ううえではデメリットも多い楽天ですが、海外ローミングなら現地の通信事業者を使うので心配無用です。



私の家族も楽天モバイルで海外留学に行っていました。
国内での楽天モバイルについては以下の記事で詳しく解説しているのでここでは省略します。
【楽天モバイル解説・評価(2024/10)】無制限3,168円はやはり強い。つながれば最強。つながらなければ塵
【2025年2月】楽天モバイルのキャンペーン内容と適用条件まとめ
【おすすめ】280円で維持できるHISモバイル
- 100MBまで280円で使える
- 100MB超えると550円
- (日本で使うとき)平日昼には速度が低下する
日本のSIMを格安で維持しておくなら、おすすめはHISモバイルです。
HISモバイルであれば最安クラスの毎月280円で維持可能です。
25歳以下、60歳以上の方は事務手数料もキャッシュバックされるので実質的な負担はほぼありません。
維持目的での紹介なのでプランやキャンペーンなどは詳しく触れませんが、知りたい方はこちらの記事をご覧ください。日本通信との違いも解説しています。
【徹底比較】HISモバイルと日本通信SIMはどっちがおすすめ?違いは料金体系と特典の量
【非推奨】ahamoは15日間限定
海外と言えば追加料金なしで使えるahamoを思い浮かべるかもしれませんが、ahamoは海外赴任においてはおすすめできません。
海外でahamoが使えるのは実質15日間のみです。海外で15日間経過すると、ahamoの通信速度は128kbpsまで低下します。この速度では調べものさえろくにできません。
海外で最初にデータ通信を利用した日(日本時間)を起算日として15日経過後の日本時間0時以降に、海外では通信速度が送受信最大128kbpsとなります。本速度制限は、利用可能データ量を追加購入しても日本に帰国しデータ通信を行うまで解除されませんので注意してください。
ahamo公式サイトより引用



2週間以内の海外旅行であれば、30GBも使えるahamoは最高です。
今回は数か月~数年の海外赴任を想定しているので非推奨となります。
【非推奨】povoは6か月ごとに購入が必要
海外で使わずに0円で維持する方法としてpovoを浮かべる方もいるかもしれません。
しかし、povoは6ヵ月ごとにトッピングを購入しなければなりません。6ヵ月で利用停止、さらに1ヵ月経過で契約解除となります。購入を忘れたときのデメリットが非常に痛いのです。
定期的な購入を忘れないのであれば、6ヶ月で250円しか費用がかからないので破格の安さではあります。
ただし、あくまで購入を忘れないのであれば、です。
めんどくさいとか忘れそうであれば、povoでの放置維持はやめておくのが無難です。
海外赴任時のSIM選びで大事なポイント
とにかくコストを下げる
海外赴任時に限らずですが、通信費は必要以上に上げる意味がありません。
大事なのは、必要なギガ数を必要最低限の料金で使うこと。
日本のSIMをそのまま使う場合は国際ローミングの料金を重視します。海外用のSIMを別で契約するならどの会社にするのか、そして日本のSIMは解約するのか、格安で維持するのかがカギになってきます。
一時帰国の有無・多さ
一時帰国の予定がわかる場合は、日本で使うSIMにも気を配っておく必要があります。
- 海外で使っているものはそのまま使えるのか
- 日本のSIMは維持費を払って放っておくのか。日本を発つときに解約し、帰国の度にプリペイドを使うのか
手間と金額に照らして考えなければいけません。
スマホも一緒に購入するか
2台持ちを考えるなら新しく購入する選択肢もあります。個人的なデータが多く入っているスマホを海外で持ち歩きたくないという方もいるでしょう。
今のまま使うのであれば関係ない話ですが、その場合でもデュアルSIMやeSIM対応に対応しているかは確認しなければなりません。
まとめ:海外でも使うなら楽天、維持目的ならHIS
この記事の結論
・海外でも今の電話番号をそのまま使いたいなら楽天がオススメ!
→追加料金なしで毎月2GB使える
・維持するだけならHISモバイルがオススメ!
→毎月280円で維持できる
ここまでご覧いただきありがとうございます。
スマホのプランはただでさえややこしいのに、海外で使えるかどうかまで考え出すと意味が分からなくなりますよね……。
この記事で安心して海外に出発できるなら幸いです。
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\毎月280円で維持できる!帰国時は3GB770円!/
25歳以下、60歳以上は契約手数料無料
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